2007年08月23日

残留孤児

zanryu.jpg

その背中は亡者
その瞳は信者
その獣は朱に交わる

光りは富むものを照らし
闇は飢えるものを包み

夜更けと夜明けの狭間に
その瞳が真実を殺す

奪うものは奪われ
犯すものは犯され
憎むものが憎まれる

その背中は大地
痩せ枯れた穀物と
どこまでも乾いた風に吹かれ

涙 一粒の輝石
拳 一瞬の勇気
唇からは理不尽な喜びの歌が

その声は希望
薄汚れた優しさと
どこまでも潔い裏切りを育み

愛 血迷い人の絆
夢 気狂い人の手綱
心という名の足かせを引きずり

その男は
生まれた悲しみを武器に
金を手なずけ女と笑い
黒い海を渡る


posted by 炎氷-Empho at 00:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 06 女狂哀詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: Tears, grain of pyroxene Fist, moment courage Unfair song of joy from the lips 涙 一粒の輝石 拳 一瞬の..
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