2007年09月01日

「大禍時(おおまがとき)」

煙が舞うしらべ 夕暮れの非常線

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煙が舞うしらべ

夕暮れの非常線


コートの中身は空っぽで

夢を食べつくして 荒野に散らばる


顔 顔 顔

香りをさえぎり

獣から見捨てられ 哀れみの足取り


ブーツのかかとで踏みにじる

影 影 影さえも幻

地平線へと伸びきったその先に

キリキリと火を灯す


これはこれですか

あれがいやですか

それにはおよびませんか


まあるい明日と四角いきのうと

しぼんだ道路と膨らんだビルディングと

スカートのひらひらとマフラーのぐるぐると

 
木枯らしとその日暮し

宵の明星から暁の血潮へと

思いだけが駆け巡るのです


それは不届きな手紙のように

差出人が不明なまま

宛先から宛先へのオートリバース


ここはここですか

いまはいまですか

わたしはわたしですか


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ラベル: 詩人 炎氷
posted by 炎氷-Empho at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 05 絶望のロマンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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