2007年10月07日

「通俗低音」

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目覚めると世界が壊れていた

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目覚めると世界が壊れていた

そのガラクタが

俺の耳から入りやがって

暴れてやがる


チープなロマンスの恨みつらみ

高級ブティックの虚栄心

スーパーマーケットの満足感

新都市開発の交響曲

プラスチックな平和製造機が

ザクザクと働き者で

俺の三半規管をもてあそぶ


今日は 今日は 今日は

俺は死から見捨てられた代理人

依頼主は

今頃 大都市の真空地帯で

エリートバッチに守られて

昼寝しているよ


甘い病に犯されて

低俗マッサージの安堵感を枕に

俸給目当ての警備隊を従えて

この世界を銀行残高で支配する腹積り


こんな世界で狂わない奴こそ狂っている

そんな遠吠えが負け犬じみても

噛み付く牙は抜けちゃいない


この耳は絶望を聞き逃さない

地の底から這い上がる摩擦音を

役割に縛られてもがく呻き声を

作り笑いの下で反響する怒りを


その矛先は

白いファシズムで武装した正義

清潔感を盾に引きこもるシステム崇拝

そして無邪気なエコロジー


もう自然へは帰れない

もう科学は止まらない

もう人間は同じじゃない


目覚めると世界が壊れていた

そのガラクタが

俺の欲望だと気付いても

無我の境地へ逃げる術は無いだろう


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ラベル: 詩人 炎氷
posted by 炎氷-Empho at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 03 モノローグマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無駄吠え、悪癖をピタリと直す奇跡のしつけ術。愛犬の心を知る。
Posted by 犬のしつけ、無駄吠え、悪癖を直す!! at 2007年10月07日 06:28
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